「下の歯が2本見えてきた!そろそろ歯みがき?」
「嫌がって口を開けてくれない…どうしよう」
赤ちゃんの歯が生え始めると、歯みがきデビューが気になりますよね。
でも、最初から完璧にみがけなくて大丈夫。
この記事では、無理なく始めるステップと、むし歯予防のコツをまとめました。
結論:乳歯は生後6ヶ月ごろから生え始めるのが一般的な目安(個人差あり)。最初はガーゼで口に慣らし、少しずつ歯ブラシへ。嫌がるのは当たり前なので、楽しい雰囲気で短く。だらだら飲食を避けることが、むし歯予防の基本です。
乳歯が生える時期の目安
日本小児歯科学会の情報などによると、乳歯は生後6ヶ月ごろから生え始め、3歳ごろまでに20本がそろうのが一般的な目安です。
ただし、これはあくまで目安。
生える時期や順番には、大きな個人差があります。
・多くは下の前歯から生えてくる
・1歳近くなって生え始める子もいる
・順番が前後することもある
「まだ生えてこない」と心配になるかもしれませんが、生える時期の遅れだけで問題と判断はできません。
気になるときは、健診や歯科で相談してみてくださいね。
歯みがきデビューの進め方
いきなり歯ブラシでゴシゴシ、ではうまくいきません。
口に触られることに慣れるところから、少しずつ進めましょう。
ステップ1:口まわりに慣らす(歯が生える前〜)
歯が生える前から、遊びの中でほっぺや口の周りにやさしく触れておくと、口を触られることに慣れていきます。
ステップ2:ガーゼでぬぐう(歯が生え始めたら)
最初の歯が生えてきたら、清潔なガーゼやコットンを湿らせて、歯の表面をやさしくぬぐいます。
授乳やごはんのあと、機嫌のよいタイミングで。
これも立派な歯のお手入れです。
ステップ3:歯ブラシに移行する
慣れてきたら、赤ちゃん用の小さな歯ブラシへ。
・毛先がやわらかく、ヘッドが小さいものを選ぶ
・赤ちゃんが握って遊ぶ用と、仕上げ用を分けても◎
・最初は「歯ブラシを口に入れる」だけでもOK
「歯みがき=楽しい時間」と感じられるよう、笑顔で進めるのがコツです。
嫌がるときの工夫
歯みがきを嫌がるのは、ほとんどの赤ちゃんが通る道。
無理やり押さえつけると、ますます嫌いになってしまいます。
こんな工夫を試してみてください。
・短時間で切り上げる:数秒からでOK。少しずつ伸ばす
・歌や声かけで楽しく:「あーん」「ピカピカにしようね」とリズムよく
・ママやパパがお手本を見せる:一緒にみがいて「気持ちいいね」
・鏡を見せる:自分の口や歯に興味を持つことも
・おもちゃの歯ブラシで遊ばせる:道具に親しむと抵抗が減る
それでも嫌がる日があって当然です。
「今日はちょっとだけ」でも続けることが大切。
できた日は思いきりほめてあげましょう。
仕上げみがきのポイント
赤ちゃんは自分では上手にみがけません。
大人による「仕上げみがき」が、むし歯予防のカギになります。
・赤ちゃんを寝かせて、頭を膝にのせると口の中が見やすい
・唇を指でよけて、歯と歯ぐきの境目をやさしく
・力を入れすぎない:歯ブラシは「持つだけ」くらいの軽い力で
・上の前歯の裏や、歯と歯の間は汚れが残りやすいので意識して
・手早く終える:長くやると嫌がるので、ポイントを絞って
仕上げみがきは、3歳を過ぎてもしばらく続けてあげるのが安心です。
最初は数秒でも、毎日の習慣にしていきましょう。
むし歯予防の基本
毎日のみがきと合わせて、生活の中でできるむし歯予防があります。
だらだら飲食を避ける
むし歯予防でいちばん大切なのが、「だらだら飲食をしない」こと。
口の中に甘いものや飲み物が長くある状態が続くと、むし歯のリスクが高まります。
・ジュースや甘い飲み物を、哺乳びんやマグでだらだら飲ませない
・おやつは時間を決めて。食べ続けない
・寝る前の飲食のあとは、できる範囲でお手入れを
フッ素でむし歯予防
日本小児歯科学会は、乳歯が生えたらフッ化物(フッ素)配合歯みがき剤の使用を推奨しています。フッ素はむし歯予防に有効であることが科学的に確認されており、適切な濃度・量であれば安全です。
・歯が生えたら(0〜2歳):微量(米粒程度)のフッ素入り歯みがき剤を使う
・飲み込んでしまっても:少量であれば心配いりません
・使用量と濃度の目安は年齢によって異なるため、かかりつけ歯科の指示に従ってください
歯科健診・歯科を活用
乳幼児健診や自治体の歯科健診は、歯のチェックや相談のよい機会です。
気になることがあれば、早めに歯科を受診すると安心ですよ。
よくある質問
Q. 卒乳・断乳しないとむし歯になりますか?
授乳とむし歯の関係については、さまざまな考え方があり、一概に「授乳を続けるとむし歯になる」と断定はできません。
大切なのは、毎日のお手入れと、だらだら飲食を避けること。
卒乳の時期に悩むときは、健診や歯科で相談してみてくださいね。
Q. まだ歯が1〜2本ですが、歯ブラシは必要?
歯が数本のうちは、ガーゼでぬぐうだけでも構いません。
ただ、口を触られることに慣れる意味で、歯ブラシに親しんでおくのもおすすめです。
お子さんの様子を見ながら進めましょう。
Q. 歯みがき粉は使ったほうがいい?
歯みがき剤を使うかどうか、使う場合の種類や量は、年齢によって配慮が必要です。
使い始めの時期は、かかりつけの歯科で相談すると安心です。
まずは歯ブラシで汚れを落とす習慣づくりから始めましょう。
Q. 仕上げみがきはいつまで続ける?
自分で上手にみがけるようになるまで時間がかかります。
一般には、少なくとも就学前ごろまでは仕上げみがきを続けるのが安心とされています。
お子さんの様子に合わせて続けてあげてくださいね。
まとめ
・乳歯は生後6ヶ月ごろから生え始めるのが目安(個人差が大きい)
・最初はガーゼで口に慣らし、少しずつ歯ブラシへ
・嫌がるのは当たり前。楽しい雰囲気で、短時間から
・仕上げみがきがむし歯予防のカギ。やさしい力で手早く
・だらだら飲食を避ける。フッ素入り歯みがき剤は乳歯から推奨(日本小児歯科学会)
完璧を目指さず、毎日少しずつ。
気になることは、健診やかかりつけの歯科で相談してくださいね。
赤ちゃんの「初めての歯」の記録は、BabyStep Milestones に残せます(要ログイン)。
成長の節目として残しておくと、あとで見返すのが楽しいですよ。
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出典・参考文献
・一般社団法人 日本小児歯科学会
・こども家庭庁
監修: 歯科衛生士 | 最終更新: 2026年5月
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さま・ご自身の体調に不安がある場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。


