「1歳の健診って何をチェックされるんだろう」
「まだ歩かないし、言葉も出てない…大丈夫かな」
健診の前って、ちょっとドキドキしますよね。
うちも「ほかの子と比べられたらどうしよう」って身構えていました。
でも健診は“できる・できない”を判定する場ではなく、お子さんの成長を一緒に見守ってもらう機会なんです。
結論:1歳前後の健診では、歩行・指差し・つまむ動作・発語・身体の発育などを総合的にみます。でも、できないことがあっても個人差。あくまで成長を見守るためのものです。気になることは何でも相談していい場です。
1歳前後の健診でみること
健診の項目は自治体や医療機関によって少しずつ違いますが、母子健康手帳(厚生労働省の省令様式)や、こども家庭庁が示す乳幼児健診の枠組みをもとに、おおむね次のようなことをみます。
みるポイント | 具体例(あくまで一般的な目安)
運動の発達 | つかまり立ち・つたい歩き・ひとりで立つ・歩き始めなど
手の動き | 小さいものを指でつまむ、積み木をつかむ
ことば・やりとり | 「マンマ」など意味のある言葉、指差し、名前を呼ぶと振り向く
社会性 | 人見知り、後追い、バイバイなどのまね
身体の発育 | 身長・体重・頭囲、発育曲線に沿っているか
その他 | 歯の様子、目や耳の反応、予防接種の進み具合
ここで大事なのは、これらは「平均的な目安」であって、できないと問題というわけではないということ。
発達のスピードには本当に大きな個人差があります。
たとえば歩き始めは、1歳前に歩く子もいれば、1歳半近くまでゆっくりな子もいます。
言葉も同じで、早い子・ゆっくりな子の幅がとても広いんです。
「ひとつ当てはまらない」程度で慌てる必要はありません。
むしろ健診は、そういう“ちょっと気になること”を専門家に聞ける貴重なチャンスです。
発達全体の流れを知りたいときは 赤ちゃんの発達は月齢でどう変わる? も参考になりますよ。
1歳健診と1歳半健診のちがい
「1歳健診」と「1歳半健診」は、別のものとして語られることが多いです。
・1歳前後の健診:自治体によって実施の有無や時期が異なります。医療機関で個別に受ける形のこともあります。
・1歳6か月児健診(1歳半健診):母子保健法にもとづいて全国の市区町村が行う健診です。歩行や言葉、指差しなどがより重点的にみられます。
つまり「1歳ちょうどの健診」は自治体差がある一方、「1歳半健診」は全国共通で実施されている、というイメージです。
公費(無料)かどうかは自治体で確認を
健診が公費で受けられるか(自己負担があるか)、いつ・どこで受けるかは、お住まいの自治体によって異なります。
金額や対象はここでは正確にお伝えできないため、お住まいの市区町村から届く案内や母子健康手帳の別冊、自治体の窓口で確認してくださいね。
BabyStep Support では、お住まいの地域の子育て支援情報を探すお手伝いもしています。あわせて活用してみてください。
健診の持ち物
当日あわてないよう、持ち物を確認しておきましょう(自治体の案内も必ずチェックを)。
・母子健康手帳(必須)
・自治体から届いた健診の案内・問診票(事前記入が必要なことが多いです)
・健康保険証・乳幼児医療証
・おむつ・おしりふき・着替え
・授乳・水分・ちょっとした飲み物や補食
・お気に入りのおもちゃ(待ち時間や機嫌対策に)
・バスタオル(身体測定で脱いだときに)
問診票には「ふだん気になっていること」を書く欄があることが多いです。
聞きたいことを事前にメモしておくと、当日言い忘れずにすみますよ。
できないことがあっても大丈夫
健診で「これはまだですね」と言われると、不安になってしまいますよね。
でも、発達は一直線ではなく、得意・ゆっくりの凸凹があるのが自然です。
「様子をみましょう」と言われることもよくあります。
これは「今すぐ心配な状態ではないけれど、もう少し成長を見守りましょう」という意味で使われることが多い言葉です。
放っておかれているわけではないので、安心してくださいね。
言葉の発達がとくに気になる場合は 言葉が遅い気がする|1〜2歳の言葉の発達と関わり方 もあわせて読んでみてください。
そして、気になることはどんな小さなことでも相談してOKです。
「こんなこと聞いていいのかな」と思うようなことこそ、健診で聞いてみましょう。
心配なときは健診を待たず、かかりつけの小児科や地域の発達相談に相談しても大丈夫です。
よくある質問
Q. 1歳になっても歩きません。大丈夫?
歩き始めの時期には大きな個人差があり、1歳半近くまでゆっくりな子もめずらしくありません。
つかまり立ちやつたい歩きをしているなら、見守ってよいことが多いです。
ただ、気になるときは健診やかかりつけ医に相談すると安心ですし、相談すること自体が良い判断です。
Q. まだ意味のある言葉が出ません。
言葉の発達は個人差がとても大きい部分です。
言葉が出る前でも、指差しをする・名前を呼ぶと振り向く・大人のまねをするなど、やりとりの芽はいろいろあります。
気になるときは1歳半健診や発達相談で相談してみてくださいね。
Q. 健診は受けないといけませんか?
健診はお子さんの成長を確認し、困りごとを早めに相談できる大切な機会です。
受けられるものはぜひ受けておくと安心です。
日程が合わないときは、自治体の窓口に相談すると調整してもらえることがあります。
Q. 当日、子どもがぐずって測定できなかったら?
よくあることなので大丈夫です。
泣いていてもできる範囲でみてくれますし、必要なら再度みてもらえます。
あまり気負わず、いつものお子さんの様子を見てもらうつもりで行きましょう。
まとめ
・1歳前後の健診では、歩行・指差し・つまむ動作・発語・発育などを総合的にみる。
・項目はあくまで「目安」。できないことがあっても個人差なので慌てすぎない。
・1歳ちょうどの健診は自治体差あり。1歳半健診は全国共通で実施。
・公費か自己負担か・日程は自治体で確認を(金額はお住まいの市区町村で)。
・母子健康手帳と問診票を忘れずに。聞きたいことはメモしておくと安心。
健診は“できる・できない”を採点する場ではなく、お子さんの成長を一緒に見守る場です。
気になることは何でも、健診やかかりつけ医、発達相談で相談してくださいね。
健診でみられる「できたこと」を記録しておくと、成長の振り返りや当日の報告に役立ちます。
BabyStep Milestones に気軽に残してみてください(ご利用にはログインが必要です)。
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出典・参考文献
・こども家庭庁
・母子健康手帳(厚生労働省 省令様式)
監修: 小児科医 | 最終更新: 2026年5月
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さま・ご自身の体調に不安がある場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。


