「この気持ち悪さ、いつまで続くの…?」
「ごはんも作れない、こんな自分でいいのかな」
つわりの真っただ中にいると、出口が見えなくてつらいですよね。
この記事では、つわりの一般的な時期の目安と、少しでもラクに過ごすための工夫、そして「これは受診したほうがいい」というサインをまとめました。
結論:つわりは妊娠5〜6週ごろに始まり、12〜16週ごろに落ち着いてくる方が多いと言われます。ただし時期も重さも個人差がとても大きいもの。水分がとれない・体重が大きく減るときは、がまんせず産科に相談してくださいね。
つわりはいつからいつまで?一般的な目安
つわりは、妊娠初期に多くの妊婦さんが経験する症状です。
時期には個人差がありますが、よく言われる目安はこんな流れです。
時期 | 一般的な様子(あくまで目安)
妊娠5〜6週ごろ | むかつきや眠気など、つわりを感じ始める方が多い
妊娠8〜10週ごろ | つらさのピークを感じる方が比較的多い時期
妊娠12〜16週ごろ | 少しずつ落ち着いてくる方が多い
ただし、これはあくまで「よくあるパターン」です。
早く終わる方もいれば、安定期に入っても続く方もいます。
出産まで波がある方もいて、本当に人それぞれ。
「もうこんなに長いのに終わらない」と感じても、あなたが特別おかしいわけではありません。
気になるときは、健診のときに「いつごろ落ち着くことが多いですか」と助産師さんや医師に聞いてみると安心ですよ。
つわりにはいろいろなタイプがある
「つわり=吐く」というイメージが強いですが、実はあらわれ方はさまざまです。
自分のタイプがわかると、対策も立てやすくなります。
・吐きつわり:吐き気や嘔吐が中心。食事や水分がとりづらくなることも
・食べつわり:空腹になると気持ち悪くなり、何か食べていないとつらいタイプ
・においつわり:ごはんの炊けるにおい、洗剤、人の体臭などに敏感になる
・眠りつわり:強い眠気が一日中続く
・よだれつわり:唾液が増えて飲み込みづらく感じる
複数が重なる方も多いです。
「私はにおいがダメだけど、友だちは食べてないと気持ち悪いって言ってた」というように、隣のママと違っても当たり前。
自分のタイプに合わせて、無理のない工夫を見つけていきましょう。
少しでもラクに過ごすための工夫
つわりを完全に消す方法はありませんが、つらさをやわらげる工夫はあります。
できそうなものから、ゆるく試してみてくださいね。
水分のとり方
吐き気が強いときでも、水分だけはこまめにとれるといいですね。
一気に飲むと戻しやすいので、ひとくちずつ。
・冷たい水、麦茶、炭酸水など「飲めるもの」でOK
・氷を口に含む、薄めたスポーツドリンクにするのも手
・においが気になるなら、ストローを使うと顔を近づけずに飲めます
食べやすいものの工夫
「栄養バランス」はこの時期はいったん横に置いて大丈夫。
食べられるものを、食べられるときにが基本です。
・さっぱりした冷たいもの(フルーツ、ゼリー、そうめん、おにぎりなど)
・空腹で気持ち悪くなるなら、枕元に小さなおやつを置いておく
・起き抜けがつらい方は、ベッドで少し口にしてから起きると落ち着くことも
・においがこもらないよう、料理は家族にお願いしたり、できあいを頼ってOK
厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」でも、つわりの時期は無理をせず、食べられるものを少しずつとることがすすめられています。
この時期に体重が増えなくても、慌てなくて大丈夫なことがほとんどです。
生活面の工夫
・疲れると悪化しやすいので、横になれるときは遠慮なく休む
・締めつけない服でゆったり過ごす
・仕事がつらいときは「母性健康管理指導事項連絡カード」という制度もあります。健診のときに相談してみてください
こんなときは受診を(妊娠悪阻のサイン)
つわりの多くは自然に落ち着きますが、なかには治療が必要なほど重くなることもあります。
これを「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と呼びます。
日本産科婦人科学会も、水分すらとれない状態が続くときは医療機関への相談をすすめています。
次のようなときは、がまんせず産科に連絡してくださいね。
・水分もほとんどとれず、半日以上飲めていない
・何度も吐いてしまい、ぐったりしている
・トイレ(尿)の回数が減った、尿の色が濃い
・体重が短期間ではっきり減った
・立ちくらみやふらつきが強い
「これくらいで病院に行っていいのかな」とためらってしまう方も多いですが、点滴などで早めにケアすれば、ぐっとラクになることもあります。
迷ったら、まずは電話で相談してみましょう。
パートナー・家族にできること
つわりは見た目ではわかりにくく、つらさが伝わりにくいもの。
だからこそ、まわりのサポートがとても大きな支えになります。
・料理やにおいの出る家事を代わる
・「食べられるものでいいよ」と声をかける
・体調の波を責めず、休めるようにする
・一緒に健診に行って、医師の話を聞く
パートナーの方がこの記事を読んでいたら、ぜひ「何かしてほしいことある?」のひと言を。
それだけで気持ちがラクになるママは本当に多いんです。
よくある質問
Q. つわりが全然ないけど、赤ちゃんは大丈夫?
つわりの有無や程度には大きな個人差があり、ほとんど感じない方もいます。
つわりがない=異常ということではありません。
心配なときは健診で相談してみてくださいね。
Q. 急につわりがなくなったけど平気?
落ち着く時期に自然に軽くなることはよくあります。
ただ、ほかに気になる症状(出血や強い腹痛など)があるときは、念のため産科に連絡を。
Q. つわり中の薬やサプリはどうすれば?
自己判断で飲んだりやめたりせず、かかりつけの医師・薬剤師に相談しましょう。
つらい吐き気に対して処方を検討してもらえることもあります。
Q. 上の子のお世話がつらい…
無理をしないのが一番です。
ファミリーサポートや一時預かりなど、地域の子育て支援を頼るのも立派な選択。
お住まいの自治体で使えるサービスを確認してみてくださいね。
まとめ
・つわりは妊娠5〜6週ごろ始まり、12〜16週ごろ落ち着く方が多いとされますが、個人差がとても大きいです
・吐き・食べ・においなどタイプはさまざま。自分に合った工夫を
・水分は少しずつ、食べられるものを食べられるときに
・水分がとれない・体重が大きく減るときは妊娠悪阻のサイン。早めに産科へ
・パートナーや地域のサポートを遠慮なく頼って大丈夫
つわりには必ず波があり、ずっと同じつらさが続くわけではありません。
今は「食べられたらえらい」「休めたらえらい」。
あなたのペースで、一日ずつ越えていきましょうね。
妊娠中の体調や体重の変化は、アプリで記録しておくと健診のときの相談にも役立ちます。気になる症状をメモしておくのもおすすめです。
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出典・参考文献
・公益社団法人 日本産科婦人科学会
・厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」
監修: 助産師 | 最終更新: 2026年5月
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さま・ご自身の体調に不安がある場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。


