「そろそろハイハイしそうなのに、まだしない…」
「つかまり立ちを始めたら、目が離せなくなった!」
赤ちゃんが動き出す時期は、成長がうれしい反面、ヒヤッとする場面も増えますよね。
この記事では、ハイハイ・つかまり立ちの目安と、動き出したら欠かせない安全対策をまとめました。
チェックリストつきなので、お部屋の見直しに使ってくださいね。
結論:ハイハイは生後7〜9ヶ月ごろ、つかまり立ちは8〜11ヶ月ごろが一般的な目安ですが、個人差が大きく、ハイハイをあまりしない子もいます。動き出したら、誤飲・転落・家具の転倒対策が最優先。先回りして環境を整えておきましょう。
ハイハイ・つかまり立ちの目安
厚生労働省「乳幼児身体発育調査」などをもとにした一般的な目安は、次の通りです。
動作 | 目安の時期
おすわり(支えなし) | 生後7〜8ヶ月ごろ
ハイハイ | 生後7〜9ヶ月ごろ
つかまり立ち | 生後8〜11ヶ月ごろ
つたい歩き | 生後9〜12ヶ月ごろ
あくまで目安で、個人差がとても大きい部分です。
順番が前後することもありますし、表より早い子も遅い子もいます。
ハイハイをしない子もいる
「ハイハイをほとんどせずに、つかまり立ちやつたい歩きに進んだ」という子も珍しくありません。
ずりばいや、おしりで移動する「シャフリング」など、移動のしかたもさまざまです。
ハイハイをしないこと自体が問題というわけではありません。
移動の方法には、その子なりの個性があります。
動き出したら最優先!部屋の安全対策
赤ちゃんが動けるようになると、行動範囲が一気に広がります。
消費者庁も、家庭内での子どもの事故防止を呼びかけています。
大きく分けて「誤飲」「転落」「家具の転倒」の3つに備えましょう。
誤飲対策チェックリスト
赤ちゃんは何でも口に入れます。
トイレットペーパーの芯を通る大きさのものは、誤飲の危険があると言われます。
・[ ] 床に小さなもの(ボタン電池・薬・硬貨・ボタン)を置かない
・[ ] タバコ・ライターは手の届かない場所へ
・[ ] 兄姉の小さなおもちゃを赤ちゃんの手の届く所に置かない
・[ ] 洗剤・化粧品・電池類は施錠できる場所か高い棚へ
・[ ] 観葉植物の葉や土にも注意
ボタン電池や強力磁石、洗剤の誤飲は重大事故につながります。
特に注意して、手の届かない場所に保管しましょう。
転落対策チェックリスト
つかまり立ちが始まると、思わぬ高さまで届くようになります。
・[ ] ソファやベッドからの転落に注意(柵や下にマット)
・[ ] 階段の上下にベビーゲートを設置
・[ ] 窓・ベランダの近くに踏み台になる家具を置かない
・[ ] 窓には補助錠をつけ、子どもだけにしない
・[ ] 抱っこ紐やバウンサーのベルトを必ず締める
家具・やけど対策チェックリスト
つかまり立ちで家具に体重をかけるようになります。
・[ ] 倒れやすい家具・テレビは壁や床に固定
・[ ] 引き出しにロックをつける(指はさみ・中身の誤飲防止)
・[ ] テーブルの上の熱い飲み物・鍋を引っぱられない位置に
・[ ] 炊飯器の蒸気・ストーブ・ポットなどやけどの危険物にガード
・[ ] テーブルクロスは引っぱって物が落ちるので使わない
・[ ] 家具の角にコーナーガードをつける
・[ ] コンセントにカバー、コードは束ねて隠す
「まだ届かないだろう」が一番危険。
動き出す前に、先回りして整えておくと安心です。
見守りのポイント
安全対策をしたうえで、関わり方で大切にしたいこと。
・たくさん動ける環境を:マットを敷くなどして、安全に動き回れるスペースを確保
・手出ししすぎない:転びそうでもすぐ手を出さず、見守ることも大切(危険なときは別)
・「すごいね」と声かけ:できたことを一緒に喜ぶと、意欲が育ちます
・歩行器に頼りすぎない:使う場合も短時間に。発達を急がせる必要はありません
赤ちゃんは、転んだり立ち上がったりを繰り返しながら体の使い方を覚えていきます。
見守る勇気も、ときには大切ですね。
こんなときは相談を
発達には大きな個人差がありますが、こんなときは健診やかかりつけの小児科で相談すると安心です。
・体の動きに左右で大きな差があると感じる
・体がいつもぐにゃっと力が入らない、または逆に常に突っ張る感じがある
・1歳を過ぎてもおすわりが安定しないなど、気になることが続く
ひとつのサインだけで判断はできません。
9〜10ヶ月健診や1歳健診は、こうした発達を相談できるよい機会です。
気になることはメモしておいて、健診で聞いてみてくださいね。
よくある質問
Q. 同じ月齢の子はもうハイハイしているのに、うちはまだです
発達の時期には大きな個人差があります。
ハイハイの始まりが遅めでも、慌てなくて大丈夫なことが多いです。
他に気になることがなければ、その子のペースを見守りましょう。
心配なときは健診で相談してくださいね。
Q. ハイハイをせずにつかまり立ちを始めました。問題ない?
ハイハイを飛ばして次の動作に進む子は珍しくありません。
それ自体が問題というわけではないことが多いです。
気になる場合は健診で相談すると安心です。
Q. ベビーサークルは必要ですか?
必須ではありませんが、家事の間など「安全な空間を確保したいとき」に役立ちます。
キッチンや階段など危険な場所への侵入を防ぐのにも便利です。
お家の環境に合わせて検討してみてくださいね。
Q. つかまり立ちで頭を打ちそうで怖いです
転倒はこの時期つきものです。
床にマットを敷き、家具の角をガードしておくと安心。
よほど強く打った、ぐったりする、嘔吐するなどがあれば、すぐにかかりつけの小児科を受診してください。
まとめ
・ハイハイは7〜9ヶ月、つかまり立ちは8〜11ヶ月ごろが目安(個人差が大きい)
・ハイハイをしない子もいる。移動の方法はさまざま
・動き出したら、誤飲・転落・家具の転倒対策が最優先
・「まだ届かないだろう」が危険。先回りして環境を整えよう
・見守る姿勢も大切。気になることは健診で相談を
成長がうれしい時期。
安全を整えて、のびのび動ける環境を作ってあげましょう。
赤ちゃんの「できた」の記録は、BabyStep Milestones に残せます(要ログイン)。
初めてのハイハイ、初めてのつかまり立ち。記念に残しておきませんか。
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出典・参考文献
・厚生労働省「乳幼児身体発育調査」
・消費者庁
監修: 小児科医 | 最終更新: 2026年5月
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さま・ご自身の体調に不安がある場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。


